命の種子:資料

 このページにはKP用の情報やNPCデータなどの詳細をまとめてあります。シナリオを回す際には適宜参照しつつ進行してください。

 

 

目次

NPCデータ

日下 春臣(くさか はるおみ) 植物を愛した魔術師

性別:男 年齢:68 職業:花屋

STR9 CON8 POW16 DEX8 APP9 SIZ14 INT12 EDU21 

 

※シナリオ開始時点死亡

 花屋「鶴巻荘」の店主。元はクトゥルフ神話の知識を持つ魔術師だった。恐ろしい魔術に手を出す男だったものの、大きな事件を起こす程の悪意はなく、老齢になってからは魔術から足を洗いただの花屋として大好きな植物に囲まれる幸せな日々を送っていた。近所の客からの評判も「優しく親切な店主のおじいさん」と言ったもの。

 病に罹り余命宣告を受けてからは、死の恐怖から逃れる為に再び魔術に手を出した。延命の願いを叶えてもらうべく緑の男を招来しようとするが、贄として生み出した樹木人間に我が子へ向けるに等しい愛情を抱いてしまい、自分の生存の為に樹木人間を殺す事に疑問を抱き始める。最終的には儀式を取りやめる事を決断し、樹木人間を外へ逃がしトピアリーを処分した上で病により亡くなった。

 若い頃に魔術師として暗躍した結果巨額の富を得ており、花屋も殆ど道楽だった。日下本人が埋葬された公園墓地も日下が出資して作られたものである。

 

 

 

樹木人間 生贄の人造植物

 <シナリオ中、世話をする事で段階的に状態が回復しステータスが上昇>

目撃による【SANチェック】0/1D6(状態問わず最初に遭遇した際の一度のみ)

 

●第一段階(初期)

STR8 CON25 SIZ10 INT17 POW24 DEX7

HP:18 MP:24 DB:なし

装甲:なし。毎ラウンド5ポイントの再生

蔦による組みつき  40%  通常の組みつきと同等の効果

触手        30%  ダメージ1D4+DB

 

●第二段階(お世話行動1回)

STR8 CON35 SIZ14 INT17 POW24 DEX9

HP:25 MP:24 DB:なし

装甲:なし。毎ラウンド5ポイントの再生

蔦による組みつき  50%  通常の組みつきと同等の効果

触手        30%  ダメージ1D4+DB

 

●第三段階(お世話行動2回)

STR14 CON35 SIZ16 INT17 POW24 DEX12

HP:26 MP:24 DB:+1D4

装甲:なし。毎ラウンド5ポイントの再生

蔦による組みつき  50%  通常の組みつきと同等の効果

触手        45%  ダメージ1D4+DB

 

●完全体(肥料使用)

STR25 CON35 SIZ21 INT17 POW24 DEX22

HP:28 MP:24 DB:+2D6

装甲:4ポイントの樹木の皮。毎ラウンド6ポイントの再生

蔦による組みつき  70%  通常の組みつきと同等の効果

吸収(組みつき派生)100%   ダメージ1D3 3ポイントの耐久力を回復

触手        50%  ダメージ1D6+DB

蔦による締め付け  100%    ダメージ1D4+DB

 

 

 日下が魔術によって生み出した人工生命体。上半身は褐色の肌をした人間の青年の姿をしているが、下半身は太い木の根が絡み合って蛇の様な形をしている。長い髪で顔にあたる部分は隠れているが、唯一露わになる片目の位置には巨大な花の蕾がついている。頭頂からも肉厚な葉が生えているなど、植物の特性を併せ持つ人型生物。

 見た目に反して性格は非常に温厚で臆病。日下と暮らした記憶からか人間に対しては友好的で人懐こい。ただし一方で、本能的に自身が人間から畏怖される存在である事を理解している為、人に見つかる事を恐れ姿を隠そうとしたり怯えたりする。

 知能は非常に高く、発話は出来ないものの人間の言葉を理解してコミュニケーションを取る事が可能。日下が行っていた事についても理解しており、緑の男を撃退する事に関しては怯えながらも協力しようとする。

 持っていた育て方の用紙に書かれているお世話行動を行うごとに段階的に成長して姿と能力が進化する。ただし最終段階になる為にはお世話行動2回に加えて日下の墓に眠る肥料を摂取する必要がある。

通称「お花ちゃん」。

 

 

 

◆敵性NPC

 

緑の男 闊歩するトピアリー マレモンp.163

STR25 CON45 SIZ21 INT42 POW75 DEX20

HP:35 MP:75 DB:+2D6

 

 

 植物の神格である緑の男がトピアリーに宿った姿。日中の見た目はごく普通のトピアリーだが、夜になると意思を持って動き出し人間を襲って生命エネルギーを吸収している。

 

 

 

各種キーワード及び情報

●枯葉材

 本シナリオ独自の魔術的アーティファクト。日下が自身の作り出した樹木人間を万一制御できなくなった時の為の自衛道具として用意した枯葉剤。植物由来の神話生物に対して絶大な効果を発揮し、本シナリオでは緑の男を倒すための2番目の手段として用意されている。

 植物をことごとく枯らしてしまうものであり、植物を愛する日下は使う事をよしとせず、樹木人間が友好的である事を確認するや使用する事はないと判断し仕舞い込んでしまった。

 

●肥料

 本シナリオ独自の魔術的アーティファクト。日下が贄として作り出した樹木人間を完全体まで成長させるために作った、魔術的な栄養素の込められた植物用肥料。日下の遺骨と共に墓に収められたが、そこから魔術の力が漏れ出して墓周りの土に染み込んでいる。樹木人間は日下の墓地の周辺地面からこの栄養素を吸収し、成長することが可能。