ナナシノゲエム:資料

 このページにはKP用の情報やNPCデータなどの詳細をまとめてあります。シナリオを回す際には適宜参照しつつ進行してください。

 

目次

地図

◆ゲーム世界地図

 苗代が手書きしたゲーム世界の地図。ゲーム世界と現実の烏須目木村は建物の配置まで完全に一致しているので、現実の烏須目木村の探索の際にもこのマップを流用する。

◆ゲーム世界地図(KP用)

NPCデータ

伊勢 秀人(いせ ひでと) 犠牲となった大学生

性別:男 年齢:任意 職業:大学生(学科は任意)

STR12 CON15 POW15 DEX7 APP12 SIZ16 INT12 EDU12

 

※シナリオ開始時点死亡

 探索者達の共通の大学の友人。学年や学科、所属サークルなどは探索者に合わせて決定する。性格は明朗快活で、人懐っこく誰とでもすぐ仲良くなれる外交的な男。

 シナリオ開始の約一週間前、前の犠牲者となった学外の友人のスマホから呪いのゲームを受信する。アパートの自室に籠ってゲームのクリアを目指し、一週間ほど前から大学にも姿を見せていなかった。シナリオ開始時点で死亡する。

 

【探索者が知っている伊勢についての情報】

 ・非常に明るい性格で誰にでも好かれる好人物であったこと

 ・一週間ほど前、親しい友人の急な自殺に大変ショックを受けていたこと

 ・その頃から大学に来ておらず、連絡をしても「ちょっと忙しい」という様な返事ばかりがあったこと

 ・アパートで一人暮らしをしていること。部屋に行った事もあるだろう

 

 

苗代 宗史(なえしろ そうじ) 怪しげなオカルトマニア

性別:男 年齢:21 職業:大学生(心理学科生)

STR10 CON7 POW9 DEX9 APP8 SIZ12 INT15 EDU15 SAN:45 HP:10 MP:9

アイデア75 知識75 幸運45

医学50 オカルト75 回避48 聞き耳55 コンピューター56 

心理学80 精神分析56 図書館65 目星75

 

 心理学を学ぶ大学生。大学内でも変人が集まると有名なオカルト研究会に所属する極度のオカルトマニア。長めの髪、暗い表情、あまり快活ではない如何にもと言った雰囲気。

 ゲームプログラマーの栄 晴久の甥であり、自分のオカルト趣味に理解を示してくれる叔父に懐いていた。栄がそれまでと趣向を変えてホラーゲームを制作し始めたのは苗代の話を聞いて興味を持った事が発端であり、苗代は栄が望まぬ呪いのゲームを生み出してしまい、命を落とした事を自分の責任であると感じている。ひいては呪いのゲームが蔓延してしまっている事にも自責の念を感じており、犠牲者を助ける為には危険を厭わず呪いの噂に身を投じる。

 探索者と常に行動を共にする事になる所謂お助けNPCであるが、ステータス的にはお荷物になる事も多いだろう。薄暗い印象の振る舞いであるものの、探索者達を助けたい気持ちは本心であり、嘘を吐いたり探索者が不利になる様な事はせず、知っている情報などについては訊かれれば素直に応える。

 

【苗代が知っている情報】

  呪いのゲーム…ここ1カ月ほどで流行り出した噂。どこからともなく配信されてきて、七日以内にクリアしなければその者は自殺するという。そして、犠牲者の親しい相手のスマホへと拡散配信されるらしい。

 栄 晴彦…叔父。ゲームプログラマーで、1か月程前に自宅で急死した。ゲーム作りが大好きな人間で、最後に作っていたのは「廃村をテーマにしたホラーゲーム」だったらしい。

 烏須目木村…オカルト好きの間ではそこそこ有名な曰くつきの村。今は廃村となっているが、かつて村に生まれた障害を持った子供を悪しき神に憑かれた忌み子として村全体で迫害し神への供物として殺害したという話があり、今でもその跡地には忌み子の怨念が憑りついていると言う。

 

 

栄 晴久(さかえ はるひさ) 発端のゲームプログラマー

性別:男 年齢:36 職業:ゲームプログラマー

STR12 CON11 POW12 DEX14 APP10 SIZ13 INT14 EDU16 

 

※シナリオ開始時点死亡

 苗代の叔父。非常に純心にゲームを愛するゲームプログラマーで、会社に勤める傍ら、趣味で個人的なゲーム作成、プログラム開発なども行っていた。個人で作成したゲームの中にはスマホアプリゲームも含まれている。特に好きなジャンルはレトロゲーで、作品もその手の内容が多い。

 苗代に勧められてオカルト的な話に触れ、シナリオ開始の数か月前に新作としてホラー風味のゲームの作成に乗り出す。リアリティの為に実在のオカルト話として烏須目木村をモチーフにした結果、実在していた呪いをゲームに取り込んでしまい、シナリオ開始の1か月程前、呪いに取り殺されて自宅で突然死という形で命を落とした。

 

 

 

◆敵性NPC

 

忌み子(いみご) 悪しき風習の犠牲者

STR10 CON63 DEX11 SIZ7   HP:35

装甲:なし。ただしあらゆるダメージは1に軽減される。

目撃による【SANチェック】1D3/1D6

 

 攻撃技能などは持っていない。ただし遭遇時には回避不能イベントとして、ランダムな未感染の探索者一名に接触しLv1の感染状態にする。その後自発的に退散する為戦闘にはならない。既に全員が感染状態の場合には全員に接触を行い感染ポイントを50ポイント上昇させた後退散する。

 

<登場時の描写>

 不意に、辺りに腐臭が生じる。鼻の奥をついて、頭がくらりとするようなおぞましい臭い。目の前の地面からずるりと、這い出る様に、赤黒い塊が出現した。それはぶくぶくと膨れる様にして、瞬く間に地面から染み出して、ぐちゅぐちゅと揺らぎながら徐々に形を形成してゆく。

 それはかろうじて、人の形を作ろうとしているように見えた。四つの手足とおぼしき突起を地面に這わせて、獣の様に低い姿勢で、頭と思われる奇妙な塊をじっと向け、貴方達を見ている。…否、その顔と言える部分でさえ、ふつふつとわき立つ様な気泡を孕んだ血と肉の半液状の塊であり、そこには視線を向けてくる眼球など、ありはしなかった。

 骨も皮もない血と肉の赤黒い塊は、ずるりと身体を溶かしながら貴方達の方へと手を伸ばす。

 

 かつて烏須目木村で呪われた子と恐れられ、迫害の末に村人達の手で殺された子供。7歳の子の姿を象った赤黒い肉塊の化け物。ただしこの敵性NPCは姿は忌み子を模しているものの、本物のそれではなく村人たちの想像を元に形作られた「恐ろしい忌み子」の姿をした「呪い」に過ぎない。

 

 

 

村人 失われた村の呪われた住人達

STR15 CON10 DEX8 SIZ13   HP:12 DB:1D4

以下の武器のいずれかをランダムに一つ持っている。

 手斧・小鎌 20% ダメージ1D6+1+DB

 肉切り包丁 25% ダメージ1D6+DB

 小刀    25% ダメージ1D4+DB

 鉈     20% ダメージ1D8+DB

※村人の武器による攻撃を受けるか、肉弾攻撃によって接触した場合は感染ポイントが50ポイント上昇。

目撃による【SANチェック】1D3/1D6

 

<登場時の描写>

 ずるり、ぴちゃりと、不快な水音の様なものを響かせて、足音が迫ってくる。それは人間の姿をしていたが、しかし明らかに異質な何かだった。着物を纏ってはいるが、その衣服から覗く肌は、青黒く変色していた。

 およそ人の体色ではない、しわがれた肌の腕が、貴方の方へとゆっくりと伸ばされる。その手には、凶器が握られていた。そして同じく異様な肌に形どられたその顔は、目を見開き、口も開き、今にも叫びを上げそうな、身の毛もよだつような恐怖と苦痛に歪み切っていた。

 

 かつての烏須目木村の村人の怨念の姿を象った化け物。最も危険度の低い敵性NPC。逃走も容易、攻撃の命中も低く、強力な敵ではない。ただし肉弾攻撃を喰らうか、村人側が攻撃を喰らわせるなどで探索者と接触した際には感染ポイントの蓄積がある。

 

呪い 邪と負の思念の集約

STR15 CON10 DEX11 SIZ22   HP:16

装甲:なし。ただしあらゆるダメージは1に軽減される。

 腐食  80% ダメージ1D3

※腐食攻撃を受けるか、肉弾攻撃によって接触した場合は感染ポイントが50ポイント上昇。

目撃による【SANチェック】1/1D4

 

<登場時の描写>

 それは、どす黒い塊だった。どろりとした液体の様な、気体の様な、おぞましい臭気を放つ暗黒。その表面にはぷつり、ぷつりと湧き立つような気泡が、呼吸するように、繰り返し膨らんでは弾ける。ねっとりとしたその闇は、飲み込んだ者を絶望の淵へ、どこまでも、深く深く落としてしまうような、そんな気がした。

 それはまるで意思を持っているかのように、蠢きながら、貴方へと迫ってくる。

 

 定型を伴わないどす黒い半液体状の化け物。烏須目木村の村人達の怨念が長い年月を経て凝り固まり、純粋な呪いと化したもの。触れた部分から生者の肉を腐食させる攻撃を行う。

 

 

 

ルグレ 呪いと化した思念の残滓

伊勢のルグレ STR12 CON15 DEX7 SIZ16  HP:16

苗代のルグレ STR10 CON7   DEX9 SIZ12  HP:10

装甲:なし。ただしあらゆるダメージは1に軽減される。

 侵食  40% SAN減少1D3

※侵食攻撃を受けるか、肉弾攻撃によって接触した場合は感染ポイントが50ポイント上昇。

 目撃による【SANチェック】1/1D4

 

<伊勢ルグレ登場時の描写>

ずるり、ぴちゃりと、不快な水音の様なものを響かせて、足音が迫ってくる。

部屋の奥から突然姿を現したそれは、異様な姿をしていた。

真っ黒い液状のそれが、床から染み出す様に溢れ、膨れ、みるみる内に嵩を増す。

それはやがて人間の形をとり、ぷつりぷつりと泡立ちながら、次第に姿をはっきりとさせてゆく。

黒いそれから形作られた姿に、貴方は見覚えがある。

それは、伊勢の形をしていた。

見慣れた友人の姿だが、それは明らかに異質な何かだった。

青黒く変色したしわがれた肌の腕が、貴方の方へとゆっくりと伸ばされる。同じく異様な肌に形どられたその顔は、紛れもなく友人のそれであったが、身の毛もよだつような恐怖と苦痛に歪み切っていた。

 

<苗代ルグレ登場時の描写>

ずるり、ぴちゃりと、不快な水音の様なものを響かせて、足音が迫ってくる。

部屋の奥から突然姿を現したそれは、異様な姿をしていた。

真っ黒い液状のそれが、床から染み出す様に溢れ、膨れ、みるみる内に嵩を増す。

それはやがて人間の形をとり、ぷつりぷつりと泡立ちながら、次第に姿をはっきりとさせてゆく。

黒いそれから形作られた姿に、貴方は見覚えがある。

それは、苗代の形をしていた。

見知った姿だが、それは明らかに異質な何かだった。

青黒く変色したしわがれた肌の腕が、貴方の方へとゆっくりと伸ばされる。同じく異様な肌に形どられたその顔は、紛れもなく知人のそれであったが、身の毛もよだつような恐怖と苦痛に歪み切っていた。

 

 ゲームの犠牲者の精神が呪いと同化した成れの果ての化け物。犠牲者の生前の姿を象った亡霊の様な姿をしている。その者の思念の残滓が残る自殺現場の近くに現れ、現在進行形でゲームをプレイしている者を自分達の側へ取り込もうと襲って来る。倒したとしても夜の間にその場を訪れれば何度でも再出現する。

感染進行早見表

ポイント蓄積の仕組み

 ・ゲーム世界での探索1分につき1ポイント上昇する。一夜で120ポイントの蓄積となる。

 ・敵に攻撃を受けた場合には一度につき50ポイント上昇する。

 ・ゲーム世界内で正気度が削れた場合、正気度1ポイントにつき10ポイント上昇する。

 

★感染状態の進行表

 此処に提示するのは簡易的な進行の早見表のみである。各段階での描写文やSANチェックについては本文の4.ゲーム世界に関する諸注意を参照すること。

 

《Lv1 不安感・吐き気》0ポイント~

【感染チェック】の数値はPOW×5。

 

《Lv2 幻聴》150ポイント~

【感染チェック】の数値はPOW×4。

聞き耳技能に-15、その他一般技能に-5。

 

《Lv3 幻覚》300ポイント~

【感染チェック】の数値はPOW×3。

聞き耳技能に-20、その他一般技能に-10。

目星ロール時、【感染チェック】に失敗する数値だった場合おぞましい幻覚を見てしまい【SANチェック】0/1

 

 《Lv4 直接的な映像》450ポイント~

【感染チェック】の数値はPOW×2。

 

《Lv5 失聴》600ポイント~

 

【感染チェック】の数値はPOW×1。

聞き耳技能使用不可、その他一般技能に-20。

 

《Lv6 失明》750ポイント~

 【感染チェック】は自動失敗となる。

目星等の視覚を用いる技能は使用不可、その他相応しいと思われる技能は成功値半減。

 

Lv6を超えて、850ポイントに到達した場合はロストとなる。⇒10.死亡処理参照

 

 

 

 

遭遇ロール早見表

 ゲーム世界での探索中30分ごとにシークレットでダイスを振り

 

1~30 遭遇なし

31~60 村人

61~85 呪い

86~100 忌み子

 

また、井戸・堂・小屋の付近であった場合は確定で忌み子が出現。

 

 

 

 

各種キーワード及び情報

●呪いのゲーム

<探索者向け情報>(ネットでの検索などで情報が出る)

 ここ1か月程ネットで噂になっているゲームアプリ。開発者、発信者は不明。このゲームはいつの間にかスマートフォンにインストールされており、削除できない。インストールされてしまうと、7日以内にクリアしないと死ぬと言われている。中身は所謂典型的な2DRPGだが、見るからにバグだらけでプレイしようとしてもはじまりのまちから出る事すらできない。プレイするとゲームに取りこまれるなどの噂もある。

<KP向け情報>

 その実体は栄が個人で作った未完成のゲームアプリである。烏須目木村での実際の忌み子事件を元に話題性のある都市伝説系RPGを作ろうとしたところ、実際に烏須目木村で起きた出来事にまつわる恨みや恐怖、苦痛などの残渣を引き寄せて本当に呪いのゲームとなってしまった。

 

 

●烏須目木村

<探索者向け情報>

(栄の家の本で出る情報)

 都心から3時間ほど掛かる山中に位置する小さな村。村人数十名の大変小さな村で、外界との交流も殆どなく独特の文化を形成していたらしい。1960年頃に疫病の大流行により廃村になっている。

(オカルト技能成功情報)

 この村では障害を持って生まれた子を悪しき神に憑かれた忌み子として虐待し、生贄に捧げたというおぞましい事件があったらしい。この事は都市伝説の様な形でネットに流布しており、一説ではその直後に村に疫病が流行り村人が全員亡くなった事から、忌み子の呪いによって滅んだ村と言われている。

 <KP向け情報>

 ゲームに宿った呪いは疫病によって苦しみながら死んだ村人達の怨念のなれの果て。疫病の流行は単なる自然災害である。忌み子の呪いなどは特に関係していないが、村人達は最後まで忌み子の呪いだと信じ、恐れながら死んでいった。

 

 

●忌み子

<KP向け情報>

 見えぬ、聞こえぬ、故に喋れぬの三重苦を抱えて生まれた子供。村の佐伯という家に生まれた。村ではそれが悪しき神に憑かれた証と考え、教育も行わず小屋へ閉じ込め7歳までは餌を与え生かし、7歳になった事で神の子から人の子へと下ったと考え、儀式を執り行い生贄として村の安全の為に殺害。強い苦痛のみに満たされた生涯であったが、教育を受けなかった為に自身に起きた事態を把握するだけの事も叶わず、故に誰かを憎む、呪うという感情は存在しない。

 

 ゲーム内では忌み子の痛みと苦しみだけが抜き取られ、村人達の恐怖の念と混じり合って形を得たものとなるため、赤黒い血と肉の混じり合った様な半液状のものが人間の形を取った状態で現れる。これは本来の忌み子そのものではなく、呪いから生み出された形のみの偽物である。